【榊淳司のマンション資産価値レポート37】オープンレジデンシア王子、アネシア東京尾久、クリオ ラベルヴィ赤羽東の資産価値は？

みなさん、こんにちは。榊淳司です。

「東京都北区」というと、
どういうイメージが浮かびますか？
まず、赤羽の賑わいをお考えになる方が
多いでしょうね。
赤羽のあたりは、実に早くから開発が進みました。
都心からあふれ出た人口を吸収するには
もってこいのエリアだったのです。
都心へ近く、価格もあまり高くありません。

北区は西北の浮間舟戸から南東の田端まで
細長くつながった形状をしています。
そして、一部は山手線の内側に入っているのです。
山手線の内側では、最もマンションが
安く買えるエリアでもあります。

その北区の中でも、
やや西北寄りに位置するのが赤羽。
この赤羽周辺は、
中央線の新宿より西側でいうところ、
荻窪から西荻窪あたりに相当するのでしょうか。
西荻窪と小岩のマンション価格を比べると、
半分とは言いませんが、
何割かは確実に安いですね。

そういった意味で、
コストパフォーマンスの高いエリア。
合理的な方がマンションを買うには、狙い目。
ただし、やはり当たり外れはあります。

例えば、新しくできた南北線沿線には、
価格的魅力を備えたマンションが多く供給されます。
しかし、安いからと言って飛びつくのは危険。
資産価値を高く評価できないマンションを
多く見かけます。

北区には、やや大きな工場や
物流基地などが多いので
比較的大規模なマンションが
出やすい傾向にあります。
しかし、大規模になるほど
駅から遠くなるケースが多いのも事実。

2017年春からの登場はアネシア東京尾久と
ウィルローズ王子の2物件。

2016年終盤登場の、
リストレジデンス王子も販売中。

2016年後半から登場は
エステムプラザ赤羽アンダルシア、
シティハウス駒込ステーションコート、
ウィルローズ田端、
レ・ジェイドヴェール駒込の4物件。

今回からはオープンレジデンシア王子と
サンクレイドル北赤羽が登場。

前回からは赤羽駅徒歩10分の
コンパクトマンション
インプレストコア赤羽が登場。

2017年夏から
ザ・パークハウス オイコス 赤羽志茂が
500戸のスケールで登場。
他にもシティハウス赤羽レジデンス、
クリオ ラベルヴィ赤羽東、
イニシア田端ツインマークスも新規参入。

そういったマンションの資産価値は
広告を見たりモデルルームで
話を聞くだけでなく、
客観的な視点を交えて冷静に判断すべきです。

マンションの資産価値は、
ほぼ立地で決まります。
今、キレイな広告を見せられ、
モデルルームで担当者のトークを聞き、
「これは気に入った」と思ったとしても・・・

10年後、そのマンションを売却する時には、
キレイに印刷された広告や、
上手にメリットだけを説明してくれる
営業マンはいません。
その物件の持つ資産性だけが頼りです。

だから、マンションを購入する時には
何よりも資産性を重視しなければならないのです。
ところが、モデルルームの担当者は、
多くの場合この肝心な資産性について
真実を語ってくれません。

「・・・だから、資産性は高いですよ」
という、実に曖昧なトークが多いですね。
「・・・だから」の「・・・」の部分は、
立地の優位性でなければなりません。

では、立地の資産価値をどうやって見分けるのか？
これは、はっきりいって慣れと経験です。
あるいは、嗅覚のようなものもあります。
昨日今日にマンションを探し始めた人には無理。

このレポートは、そういった一般の方々に
マンション市場を見つめて約30年超の
榊淳司の「視点」を提供するものです。

取り立てて新しい情報が
盛り込まれているわけではありません。
公開されている情報を基に、
榊淳司の視点で資産価値を判断し、
「買ってもいい」「買ってはいけない」という
明解な価値判断を示すものです。

現在の「北区」エリアの
マンション市場は玉石混淆です。
どちらかというと石ころの中に
玉が転がっている感じ。
そんな「玉」を見つけ出すために、
ぜひこのレポートをご活用いただければと
思います。